お茶の種類によって適した湯温も異なります。
今回は、お茶に適した湯温の作り方をご紹介します。
■90℃~熱湯(くき茶、ほうじ茶、玄米茶、粉茶に)■
使用する湯は、必ず一度沸騰させます。
5円玉大の泡がでるくらい沸騰した湯が熱湯(100℃)。
ポットや急須などに一度移すと約10度下がって90℃。
香りを楽しむお茶は、熱湯を急須に注いで風味を一気に引き出します。
■70℃~80℃(中・上級煎茶、超深蒸し煎茶に)■
まず、沸騰させたお湯をポットに移します。
ポットからお湯を茶碗に注ぐと、冬の場合は10℃ほど、
夏の場合で8℃ほど下がります。
さらに茶碗に入れたまま1分待つと、湯温は75℃前後に下がります。
■50℃~60℃(玉露、上級煎茶に)■
ポットから茶碗に注いで5分待つと、この温度になります。
注ぐ場合は、ポット→急須→茶碗(湯冷まし)という流れでお茶を移して、
繰り返すうちにだいたい50℃~60℃になります。
茶碗を手のひらで持ち、しっかり持てるくらいの温度になっていれば適温です。